[iPhone] iOSアプリで図形を描画するにはUIBezierPathを使う

iOSアプリに◯や三角などの図形を描きたい事は多いです。そんな時はUIBezierPathを使います。iOSでのグラフィックスの扱い方について見てみましょう。
 

Swift 5.1
Xcode 11.3.1

 

UIBezierPath

 

bezier とはベジェ(Bezier)曲線からきているのでしょうか?とすると自由曲線が描けるわけです。まず、ここでは簡単な矩形や楕円などの描画方法を試してみます。
iOS UIBezierPath Class Reference
 

UIView クラスを作成して直線を描く

 

まず押さえるところとして。UIViewからのクラスを作り、それを UIViewController から呼び出して使います。
 
ナビゲーションエリアでプロジェクトを右クリックして
新しくクラスを作成します
 

 
「iOS」->「Source」->「Cocoa Touch class」
 

 
Subclass of には UIView を指定します。
ここでは TestDraw というクラスを追加
 

 
プロジェクトのフォルダ内に保存先を指定して「Create」します
 
TestDraw.swiftが生成されます

 
override func drawRect(_ rect: CGRect){ }
 
がコメントアウトされているので、ここにUIBezierPath を使ってコードを記述します。

  1. UIBezierPath のインスタンス生成
  2. 起点の設定
  3. 帰着点をセット
  4. 色の設定
  5. ライン幅
  6. 描画セット

 

TestDraw.swift

 
ViewControllerから TestDraw を呼び出し、描画するフレームサイズを指定して
インスタンスを生成しview に追加します。
 
self.view.bounds.width
self.view.bounds.height

としてスクリーンの横幅と縦幅を取得
 
ViewController.swift

 
描画領域 TestDraw はデフォルトでは不透明で黒くなっています。
isOpaque = true

 

 
 

図形を描画

 

その他にも図形を描画するメソッドがあります

  • 三角形
  • 楕円(円も含む)
  • 矩形
  • 角が丸い矩形
  • 円弧

また、黒の背景色を変更するには先のisOpaqueをfalseに設定します
ViewController.swift

UIViewのコードです
 
TestDraw.swift

 

背景色をブルーにしました。


 
References:
iOS UIBezierPath Class Reference
isOpaque – UIView | Apple Developer Documentation


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